詩集 わたしの風土記

詩集わたしの風土記

A5判変形カバー装
発行日:2024/10/4
本文80頁
装幀=高林昭太
定価:2500円+税
ISBN978-4-88032-507-1

加藤道子著

加藤道子(かとう・みちこ)プロフィール

昭和7年(1932年)生れ。
旧大分一高(現・上野丘高校)3期。
俳諧の会「浜風」創始(俳号・亀女)。
詩集に『春ん月』(2020年、深夜叢書社)『父との約束』(2022年、深夜叢書社)。

オビ(表)

鰍の鳴く 螢川
鰻や鮒の美味い
わたしの故郷はどこへ
不覚にも瞼が熱くなる

ひとり墓掃除に行く
行合いの空は鰯雲

生まれ故郷・豊後、そして終の棲家となった逗子――
戦中戦後、そして令和を生きる〈私〉が、
愛惜する土地の来歴と自身を重ね合わせ、
悠揚自在に綴った十篇。

目次

Ⅰ わたしの豊後
   ふるさとの味
   地震の爪痕
   小野屋加藤家墓仕舞
Ⅱ わたしと逗子
   逗子の古道を歩く(その一)切通し
   逗子の古道を歩く(その二)徳冨蘆花のゆかり
Ⅲ わたしの日々
   おてしょ
   ミルク紅茶色の山鳩
   碧い目の赤ちゃん
   老いの尊厳
   ハプニングの花見

あとがき

 このたび三冊めの詩集『わたしの風土記』を、深夜叢書社から上梓することとなりました。
 詩の会「風の会」でご指導頂いていた別所真紀子先生が、深夜叢書社社主の齋藤愼爾氏にご紹介下さり、山の上ホテルロビーでお会いした俤はもうおぼろですが、おかげさまで第一詩集『春ん月』、第二詩集『父との約束』を同社から刊行して頂くことが出来ました。
 令和五年三月、思いがけなく齋藤愼爾氏は幽明境を異にされまして、口惜しく残念の極みに思います。
 ことし令和六年七月、長く齋藤愼爾氏と伴走なさっていた髙林昭太氏の編集により、大冊の『深夜叢書社年代記』が出版され、その刊行本一覧表に私ごときの詩集二冊が、錚々たる方々の書物に混じって記されていて光栄に思ったことでした。
 昭和七年、豊後生れの私の人生は、戦、戦、敗戦と時代の波浪に巻きこまれながらも、さまざまな幸運な出合いに恵まれてここに三冊の詩集、いわば私の自分史を子孫に遺すことが出来、まことに嬉しく思います。

 詩作への助言、タイトル、構成に力をお貸しくださった別所真紀子先生、IT万能で版下作成、マネジメントを助けて貰った盟友渡辺祐子さん、そしてこの上ない素晴らしい装幀と行き届いたご配慮を頂いた髙林昭太氏に、心に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

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