句集 微笑佛

句集 微笑佛

四六判上製カバー装
発行日:2021/1/31
本文:115頁
装幀:高林昭太
定価:2500円+税
ISBN978-4-88032-465-4

瀬戸内敬舟著

瀬戸内敬舟(せとうち・けいしゅう)プロフィール

1939年生まれ。瀬戸内寂聴の甥。
寂聴の生家である「瀬戸内神仏具店」代表取締役。
1996年、句作を開始し、2000年、黒田杏子主宰の「藍生(あおい)俳句会」入会。
2005年、「藍生」の新人賞。
2019年1月死去。

オビ

私ひとりしか認めていなかった
甥の敬舟の句集が世に出るとは……
空恐ろしいです ――瀬戸内寂聴

「俳句は好きやけど、詠むのは大変」とおっしゃるので、「ほら、いま啼いたでしょ、あのほととぎす。〈時鳥〉という季語で作ってみて下さいよ」と申し上げたところ、
〈佛壇のひとつ売れたるほととぎす〉と即座に詠まれて、顔中で笑ってよろこんでおられました。
〈佛壇のもひとつ売れた時鳥〉
どっちがいいですかねえ。とハハハハと全身で笑って句帖に書かれて……。
 (中略)
気が付けば春星座。満天に春の星がまたたいています。ほほえんでいます。
敬舟さんを想えば、こころが灯ります。貴方に逢えた人生に感謝しています。
                                 ――黒田杏子

(句友より)

「敬舟兄を悼んで」安部榮次
「敬舟さんとお地蔵さん」岡村 藍
「敬舟さんの声」岡村 遊
「「敬舟」さん」加治尚山

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